Shopify(ショッピファイ)でお客様に送る通知メールをカスタマイズする方法について解説しています。
目次
Shopify のメール本文は日本的ではない
Shopify は日本語に対応しているものの、カナダ発の eコマースプラットフォームというだけあり、部分部分で日本語的な言い回しと違うところがあります。
普段からアマゾンやアップルなどの海外製サービスを利用している人であれば、細かな箇所の表現にさほど抵抗はないかもしれません。
しかし、楽天やヤフーショッピングしか使わない層、ネットリテラシーの低い層からすると違和感を感じることがあるかもしれません。
「海外サイト」=「詐欺サイト」のようなイメージを持つ人は少なくありません。
せっかく店名を指名検索されるくらいには知名度が上がってきたのに、「店名 あやしい」「店名 詐欺」みたいな類推クエリが表示されるとゾッとしますよね。
お客さんの手元に商品が無事に届いたとしても「なんだか心配。。」なんて思われることの無いよう、受注~発送までのフローで必須となるメールを丁寧にカスタマイズしましょう。
Shopify の通知メールをカスタマイズ
Shopify の管理画面 設定
> 通知
より、ストアから送信するメールをカスタマイズ設定することができます。
しかし、ここではかなりの数のメール内容を設定できるようになっています。
その数約 30 種類弱ほど。
すべてを万全に設定しておくことは労力的に少し厳しい部分がありますが、以下くらいのメールは丁寧に作成することをおすすめします。
- 注文の確認
- 注文のキャンセル
- 配送確認
メールタイトル変更
たとえば「注文の確認」メールで届く件名は 注文内容の確認 注文番号 #xxxx
となります。
別に問題が無いっちゃ無いけど、少し無愛想なので以下のように書き換えます。
店名 ご注文内容の確認|オーダー番号:{{name}}
お客さんに店名を覚えてもらうのはなかなか難しいことですが、小さなことの積み重ねでブランディング化につながると思います。
本文の編集
Shopify のストアから送るメールは基本的に table
レイアウトで組まれた HTMLメールとなります。
ソースコードに直接メール本文を記述しても良いですが、どうせなら Liquid テンプレートタグを活用した方が管理しやすくなります。
以下のようにメール本文を定義しておき、
{% capture email_body %} <p>メール本文を記述</p> {% endcapture %}
ソースコードの該当箇所にタグを記述すれば良いですね。
{{ email_body }}
通貨の表記変更
こちらは細かな部分となりますが、メールには注文金額の明細や合計などが記載されます。
そしてデフォルトの場合、この合計の横に「JPY(Japan Yen)」と文言が付きます。
これでもまったく問題は無いのですが、いかにも海外サイト感があるので消しておきます。
// 変更前 {{ total_price | money_with_currency }} // 「5,000 JPY」と記載される // 変更後 {{ total_price | money }} // 「5,000」と記載される
フィルター money_with_currency
を money
と書き換えことで表記の修正ができます。
SMS通知について
Shopify ストアからお客さんへ連絡する手段として、メールの他に SMS を利用することができます。
チェックアウト時に、メールアドレスの代わりに電話番号を入力するオプションをお客様に提供することができます。メールアドレスのかわりに電話番号を入力することを選択したお客様は、SMSによる注文確認と配送の更新を携帯電話で受け取ります。
ただ、メールとあわせてこちらも設定するのはやや面倒なうえ、日本においては現状それほど需要があるとも思えないため、以下の手順から SMS の利用を無効化しています。
- 管理画面から、設定 > チェックアウトに移動します。
- お客様の連絡先セクションで、[お客様はチェックアウト時に電話番号かメールのいずれかを使用する] を選択します。
- [保存] をクリックします。
※ [お客様はチェックアウト時に電話番号かメールのいずれかを使用する] を選択しないことで SMS の利用を無効化
以上、Shopify のメール通知に関するカスタマイズのトピックでした。