フォトショップで画像内の黒色をカラーに変える方法(画像切り抜きあり)

フォトショップで画像内の黒色をカラーに変える方法(画像切り抜きあり)
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フォトショップで画像加工を行う際に、カラー部分の色調整を行うことは、「色相・彩度」をいじることで比較的簡単に変更ができます。

ただ、色を変える対象が黒色の場合、思い通りの色に到達するまでにコチョコチョ調整する必要があり、少々面倒です。

メニューから、イメージ > 色調補正 > 特定色域の選択 > ブラック系
といった具合に調整することもできるのですが、今回は一発で直観的にカラー色に置き換える方法を紹介したいと思います。

 

今回用意したモチーフはこちら。

psd_black_color01

タイのアルファベット一覧(の一部)です。
カルタのように挿絵が入っていて、子供の教育なんかに使うものです。
個人的にこんな感じのテイスト、好きです。

今回は、この画像の黒色を別のカラーに変更するだけでなく、背景のベージュ部分の色も変えたいので、まずは切り抜き作業から始めます。

切り抜き

画像のレイヤー化

完成したデータは背景透過しておいた方が後々使いやすいので、レイヤー化しておきます。
パネルの「背景」をダブルクリックして「レイヤー化」します。

psd_black_color02

画像をくっきりシャープにする

オリジナルのままでは黒色部分が少しボケているので、切り抜きしやすいようにハッキリさせます。

メニューの、フィルター > シャープ > アンシャープマスク
から調整ダイアログが表示されますので、良い感じのところまで画像をシャープにします。

画像によってはあまりやり過ぎると、ディザが出てエッジがガタガタになるので、様子を見ながら調整してください。

今回のデザインはちょっとヴィンテージ感を出したいので、限界マックスまで画像をシャープにします。

psd_black_color03

色域指定で背景削除

次は、選択範囲 > 色域指定で黒の部分をスポイトで選択し、さらにその選択範囲を反転(command + shift + I)させて不要な背景部分を削除します。

psd_black_color04

 

削除後はこんな感じです。
そして、ここからが今回のミソとなります。

psd_black_color05

画像内の黒色をカラーに変える

カラーモードを変更する

対象の色(黒)が出揃った状態で、カラーモードを一旦グレースケールに変更します。

その後、またカラーモードをダブルトーンに変更します。

(カラーモード)→ オリジナル → グレースケール → ダブルトーン

カラーを選ぶ

カラーモードをダブルトーンに変更すると、ダイアログが出現します。

さらに、矢印部分のカラーボックスをクリックすると、カラーピッカーのダイアログが出現します。

これでわざわざツマミを右へ左へ動かして悩むことなく、直観的に好きな色を選択し、ダイレクトに置き換えることができます。

psd_black_color06

仕上げ

カラーモードを変更する

カラーモードがダブルトーンのままだと、その後の作業がままならないので、RGB(もしくはCMYK)に戻します。

下地レイヤーを敷いてみる

今回はモチーフをポップな感じにしてみたかったので、派手な色味にしてみます。

psd_black_color07

ただ、デザイン部分が全体的に少し薄くなってしまいました。
色域指定で削除した際に、思った以上に黒色部分の所から色が抜けてしまったようです。

シャープをかけてくっきりさせる

そこで今度もシャープをかけて調整します。
ただし、最初に使用したシャープとは別のフィルターを使用します。

メニューから、フィルター > シャープ > スマートシャープ
より様子を見て調整します。

こちらも先ほどと同じように、やり過ぎると画像がガタガタになるので、様子を見ながら。

psd_black_color08

色相・彩度を調整する

先のスマートシャープは結構強烈なシャープが効いて、かける量が多いと色味も変わるため、改めて色相・彩度を調整します。

psd_black_color09

不要な部分を消していく

色域指定による切り抜きの場合は、不要な部分も残ることがあるので、気になる部分は個別に消しゴム等で消していきます。

psd_black_color10

が、今回は『ヴィンテージ感を出したい』という言い訳のもと、この作業は割愛します。
それではまた!

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