今回は、イラストレーターで保存したデータのバージョンについての解説となります。
イラストレーターで作成したデータは、(基本的には)そのバージョン以下の環境では、ファイルを正しく開くことができません。
例)イラストレーター10で作成したデータは、イラストレーター9では開けません。
自分で作ったデザインを、手元の環境で利用する分には、このバージョンを意識する必要は特にありません。
ただ、外部のパソコンで開く際や、業者などにデータを渡す際には、バージョンを変更しなければならない場面も出てきます。
具体的には、相手がこちらの環境より古いソフトを使用している場合、相手側で読み込みができるよう、データのバージョンダウンを行う必要があります。
外部の環境でデータを扱う際に、意外と忘れてしまいがちなこのステップです。
それでは、方法の解説に移りましょう。
目次
データを作成し、保存する
まずは普通通りにデータを作成していきます。
そして、保存を行う際にバージョンを指定します。
既に作成が完了しているデータでも、「別名で保存」にて上書きしても問題はありません。
必要に応じてデータのバージョンダウンを行う
上記で保存すると、利用環境によって表示に多少の差はありますが、下記のようなダイアログが出現します。
ここで目的に見合ったバージョンを選択すれば、それに応じた形式にてデータが保存されます。
以上です。
なんてことはない操作ですね。
ちなみに、当店ではイラストレーターCS5を使用していますので、CS6のデータは開くことができません。
(*開くことはできますが、正しく表示されているか確信が持てません)
オリジナルTシャツを製作する場面以外でも、名刺やポスターなどのデータを入稿する際には必ず確認が必要な項目です。
それぞれの業者さんで、どのバージョンまで対応しているかを確認するようにしましょう。
この他に、外部にデータを渡す際、意外と忘れがちなステップとしては下記が挙げられます。
併せてのご確認をおすすめします。